放射線量調査

 

家庭用線量計で放射線量測定

・足元の地質の違いで変化することを確かめる。

・将来の原発事故に備え平常時の線量を測っておく。

・定期的に測定してみると宇宙線からの放射線の強弱もわかるかもしれない。

線量計のしくみ 放射線が測定機器に飛び込むと筒内の分子に衝突して電気が瞬間的に流れる。その発生した電気の数を測定して放射線量を測定する。

 

放射線量調査法

機材 

家庭用放射線測定器 エアカウンターS (エステー株式会社)

 

測定原則

理想的には周りが開けた岩盤の上で測定する。

そのような場は少ないので以下の原則で場所を選ぶ。

・舗装道路上を避ける。

・足元に岩盤あれば,1mの高さで測る。

・崖()に露頭があれば,そこから1m離れ測る。

・少し場所をずらしながら複数回測定する。

 

記載事項

日時と天候

線量

露出岩種

わかれば地点名を記し,地図上に地点を記す。あるいはGPSから緯度経度を記載。

 

線量測定の留意点

予測測定に時間がかかることに留意する。

確定値になってからも数字が安定しない,一時的に大きな値を表示することがある。

時間経過で平均化するので,数値が安定するまで数分待つ。

 

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定光寺周辺調査結果

 

 

定光寺周辺地形図(国土地理院電子地図より抜粋)

 

 

調査結果 単位はμSv (調査日2024420)

 

 

地質との関係

地質図は産総研シームレス地質図より抜粋。

主な地質:チャート(Jch),砂岩(Jss),花こう岩(Kgr)

山星山付近はれき層であるが,産総研地質図では表現しきれていないので省略する。

花こう岩分布域で線量が大きいことがわかる。