日本ライン今渡付近
第5-1図 今渡付近の地質図 産総研シームレス地質図に加筆。
概説
木曽川河岸に前期中新世蜂屋層(N1v)が露出する。凝灰角礫岩や凝灰質砂岩などからなる。珪化木を産する。河岸以外の平坦部地表部は、河岸段丘(t)や沖積層(a)からなる。
見どころ
(1) 今渡ダムの下流側河床に蜂屋層が広く分布している。
(2) 新大田橋下の河床の蜂屋層砂岩には斜交葉理が発達している。
(3) 美濃加茂市側の太田橋下の河岸は化石林公園として整備されている。化石林(珪化木)は、対岸の可児市側の方が良く残っている。
(4) 木曽川左岸(可児市)に珪化木が良く残っている。
(5) 中濃大橋下の河床に蜂屋層の凝灰角礫岩を観察できる。
今渡ダム(発電所)と下流側河床の蜂屋層 地質図中の地点1
砂岩中の斜交葉理 地質図中の地点2
化石林公園 地質図中の地点3
凝灰角礫岩 地質図中の地点5