水質(雪質)分析とそのデータ解析
大気汚染の程度の地域差を知るためにウランバートルで雪を採集して融解後に水質調査と同様の項目を分析した。モンゴルの学生にあらかじめ解析法を説明した。
1. 化学分析:
HORIBA LAQUA twin.
2. データ整理
フリー GISソフトを使う
データ整理
GIS (Geographical Information System)
TNT mipsをダウンロードする。
http://www.microimages.com/downloads/tntmips.htm
背景となる地図の容量が小さいとフリー版を使える。
GISを使う
1.調査地点の位置をGPSによる座標を入力して地図上に表す。
2.各地点の化学分析データを色や大きさで区分できる。
3.できあがった図を発表用スライドに使う。
4.そのほか、植生図や地質図などを図面に重ねることができる。
小さな課題の解析なら上の作業で十分議論ができる。
グーグルマップでも同様の作業ができるが、さらにほかの機能が必要となるかもしれないのでGISに慣れておく。
編集モードでデータを入力
TNT mipsを立ち上げ, メニューバーの“Main” を選択し、さらに “Edit”を選ぶ
Menu bar: Main
↓(プルダウン)
Display
Edit(これを選ぶ)
Georeference
:
Exit
Layer Managerで,
プラス記号が付いた項目を選ぶ(Add reference object) 。
表示したいオブジェクト(Object)を選ぶ。
Editor View and Layer Manager
ファイル(“tob map test”) を選び、 オブジェクト(objects)を+記号で選ぶ。全部なら黄色で囲まれた+記号。
OKを押す。次に“Layer Manager” と “Editor – View”が開く。
参考 練習ファイル: tob_map. rvc
オブジェクトを編集作業
Layer ManagerでPointを選び、鉛筆のマークのボタンを押す。Vector Tools – Pointがあらわれる.
要素を加える(Add Element), point記号 (+□)を選ぶ。
Manual
Entry
Longitude and
Latitude にデータを小数にして入力、Addを押す.
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例
Plant3 (2017, G4 206): 座標47_53_55.4, 106_52_01.9
分析値pH 6.76, EC 28.9, Ca 52.2, NO3 7.2
Latitude:47+53/60+55.4/3600
=47.883+0.015=47.898,
Longitude:106+52/60+1.9/3600
=106.867+0.001=106.868
表に分析値を入力
Editor-Layer Manager画面で、
オブジェクト(Point)の+を押す。
(+) (Vector object mark)
(+)Points
Lines
Polygons
Nodes
Labels
Table
・table markを押すと, Tableがあらわれる.
・Editor Viewの右上の↖を押す.
・新しい点のデータを入力する.
点のシンボル変更
“Vector Layer
Control” があらわれる.
メニュー: Object Points Lines
Polygons Nodes Labels 3DからPointsを選ぶ。
By Attributeで属性Attributes か New oneを選びスタイルから変更する。
縮尺にあわせスタイルを変更
表示の地図の縮尺に合わせてStyleのを変更する.
例 Color is Spread (blue – red) and Size is 2.0 to 5.0 millimeters
at scale, User defined
1:1000000
印刷のイメージ
Display Group
View
/Print Snapshot
/Output,
select style, 例えばSVG、これで印刷
Print
/Select file to
print
New file か以前の fileに重ねる.
イメージの保存
保存後、このイメージがペイントソフト上に示される。
このイメージを各自の文章中に挿入する、あるいはスライドに利用する。
印刷イメージはあまり鮮明ではない。PC画面をファンクションキー(Prt Scr)でコピーして加工した方が良いかもしれない。