姫駅,下切駅から可児駅へ
(1) 姫駅から丘陵をこえて大森川沿いを歩く
姫駅を出て道を横切り丘陵の住宅街の道を進む。歩道橋からの道がしっかりしている。途中にれき層がある。坂を上がり切ると峠にれき層。松伏住宅内を下ると,れき層の後にチャートが露出,褶曲しているものもある(写真1)。平地に出ると日帰り天然温泉「三峰」がある。
松伏橋(まつぶせばし)から大森川沿いの道を北(下流)へ。河床にチャートが露出。
びわほら橋あたりから新第三紀の砂岩・シルト岩が露出するようになる。谷あいに砂岩・シルト岩の崖がある。
大森公民館あたりで川は太い道沿いに流れる。田中橋で東海歩道と交差。少しだけ東海歩道によると砂岩・シルト岩露出を観察できる。クロスラミナがよくわかる。
再び大森川沿いに。河床に砂岩・シルト岩,岩端橋,大森大橋の河床にも砂岩・シルト岩の露岩がある。
大森川は久々利川に合流。川沿いを離れ可児駅へ至る。
写真1 褶曲したチャート
(2) 下切駅から東の東海自然歩道
下切駅からすぐ西で北へ向かう道を進むとじきに姫川となる。
神田橋(じんでんばし)から河床に砂岩,シルト岩。的場橋から川を離れ,丘陵の道沿い,旭小学校通学路,すぐの住宅の裏に砂岩,シルト岩が露出する。丘陵の頂上手前はラミナが発達して砂岩,また砂岩にれき層が重なるのを観察できる(写真2)。
坂の頂上付近はれき層である。道を降りきると「大森城跡」の案内板があるが,見にくくなっている。県道交差点には「大森皿屋敷古墳」の案内がある。横穴墓とある。
田中橋で大森川を横切る。ラミナ砂岩で礫を含む。シルト岩をはさむ。トンネルを出たところに東海歩道案内がある。
森本橋で久々利川下流にむかい川沿いの道を歩く。シルト岩砂岩が河床に露出する。
高脇橋から川を離れ可児駅に向かう。
写真2 砂岩層の上にれき層が重なる